yasunori.jp

Site Logo
Yasunori Toshimitsu

利光泰徳

ホーム / ブログ / 長距離フライトで、時...


長距離フライトで、時差ボケにならずに快適に過ごす方法

2025年04月05日

私は2022年にスイスで博士課程を始めて以来、平均で年に2回くらい一時帰国しているので、年に4回ほど、12時間以上の長距離便に乗る機会があります。海外に行くことは以前もあったのですが、さすがにこの距離となると飛行機という缶詰の中の狭いエコノミー席に閉じ込められるのが苦痛で仕方ありませんでした。途中で気持ち悪くなって吐いてしまったり、肩が凝りまくったり(これは今でもある程度ありますが)、最後の数時間は「早く着いてくれ…」と祈りながらフライトマップを見ているような有様だったのですが、フライトの度にいろいろと新しいアイテムや技を試しているうちに、だいぶ楽になってきました。こないだは日本からチューリッヒの朝に着陸して、そのままラボに行って丸一日仕事する(さすがに普段よりは疲れているので早めに帰りましたが…)というちょっとした無茶もこなせました。時差ボケについても、かなり克服することができるようになったと思います。

6年前にも似た記事を書いているのですが、それの令和最新版ということで私なり長距離フライトのコツを詳しくまとめていきます。

機内は乾くので、食事時以外はマスクを着用するのがおすすめです。それに加えて、(保安検査を通過してから)500mLペットボトルの水を買っておきましょう。サービスで水が配られる場合もありますが、それより前に喉が乾いてもいつでも飲めるという安心感は重要です。度々飲んで、口の中が乾かないようにしておきましょう。

機内に入ったら到着地の時間で過ごせ

搭乗して着席して一通り落ち着いたら、まずは持っている全ての時計付き機器のタイムゾーンを到着地のものに設定しましょう。そして、「今は○○時。それなのに外が明るい(暗い)のはなんかの見間違い」と、自己暗示をかけていきます。人間というのは結構単純で、いつも見ているスマホのステータスバーの時計が17:00とでも表示されていたら、「なんか外の様子とか体感とは違うけど夕方なんだろうな」と思い込んでしまうものです(そういうものだと信じ込みます)。その後は、基本的にそのタイムゾーンに従って過ごします。さすがに眠すぎる・寝れないときは多少ずらしてもいいでしょうが、その時は「今、自分は早寝(夜更かし)しちゃってるな~」と思い込みます。どう寝るのがいいかについては次節で紹介します。

ちなみに、以前は出発日の朝から、到着地のタイムゾーンに設定したりしていたのですが、そのせいで混乱して飛行機に乗り遅れかけたことがあって以来やめました。しっかり搭乗してからにしましょう。

睡眠を制するものはフライトを制す

長距離フライトで疲れないために一番大事なのは、いかに快適に眠るかです。そのために、色々なグッズを用意していきます。私はフライト中寝るときは、記事の冒頭写真の様なスタイルで過ごしています。 だいぶヤバめのルックスですね。外界からの一切の感覚を遮断します。

マスクで口鼻を保湿し機内の臭いに遮断し、アイマスクで暗闇を作り出し、AirPods Proのノイキャンで騒音を断ち(残念ながら3時間くらいでバッテリーが切れるのでうるさくなって起こされますが、ノイキャンがあると各段に寝やすくなると感じています)、ネックピローで首が変な姿勢になるのを防ぎます。

また、可能なら睡眠薬も使って、さらに眠りやすくします。薬局で簡単に手に入るものは「睡眠改善薬」と言われる、あまり強くないタイプなので、どちらかというとプラセボ効果として「薬を飲んだのだから眠くなるはずだ」と信じ込むために使っているかもしれません。

機内で寝やすくなる、とは言ってもやはりエコノミー席で達成できる快適さに限界はあるので、これでも2~3時間おきには起きてしまいます。計5時間くらい深めに寝られたら合格と思っておきましょう。

逆に到着地が昼間の時間帯なら、眠くても頑張って起きていましょう。これについては寝るときほど多くのコツはないのですが、

などをすることで、頑張って起きていましょう。

おすすめの座席:真ん中のブロックの通路側

数時間のフライトだったらトイレに立つ必要もなく、喜んで窓側に座って景色を眺めているものなのですが、長距離となると個人的には「いつでもトイレにすぐ行ける安心感」と「窮屈に感じたらすぐに立ってストレッチできる解放感」を優先して、通路側を選びます。多くの航空会社は課金しなくても、オンラインチェックインの時に座席を指定できます(早い者勝ちなのでチェックイン可能になったらすぐチェックインしましょう)。飛行機の席は大体3-4-3か3-3-3で配置されているので、真ん中のブロックの通路側だと自分より奥側に一人しかいないのであまりどく必要がないので、一番楽だと思います。定石ですね。

また、通路側に座りし者のマナーとして、フライト中は3時間ごとくらいには席を立って、内側の人がトイレに行きやすいようにしています。自分的にもずっと座っていると辛いのでそれくらいがちょうどいいです。



New posts


長距離フライトで、時差ボケにならずに快適に過ごす方法
2025.04/05
RoboStackを使って仮想環境内にROS2をインストールする
2025.02/15
Microsoft激推しのCopilotキーでChatGPTを開いてしまおう
2024.12/24
ファンタジースプリングスにも影響を与えた「アールヌーヴォー」の聖地、ナンシーを巡る旅
2024.11/08

more...